口腔内撮影用一眼レフカメラを買おう! ~ 選び方・買い方・設定ガイド ~ 2023年1月更新版

投稿者: | 2021年5月4日
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 予防歯科は予測医学ですから継続的に口腔内を記録する必要があります。そんな時に有効なのが一眼レフカメラによる口腔内撮影。今や歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士の必須アイテムと言っても過言ではありません。しかし「操作が難しそう」や「高価そう」「どれを選べばいいかわからない」なんて声も聞かれます。

 今の仕事をする前、フリーでカメラマンをしながら長くカメラ量販店や個人で輸入カメラ販売業に従事していました。そんな私がよく質問される「口腔内撮影用カメラ(一眼レフ)」選びを(クラッシック)カメラオタクが解説してみたいと思います。今回の記事を参考にMY口腔内撮影用一眼レフや2台目の一眼レフを購入していただけるようになると嬉しいなと思っています。

*本記事は2021年5月4日に作成されたものですが,内容が古くなったので2023年1月に全面的にリライトしています.

 

1.ボディを選ぶ

 口腔内を撮影する場合、連写性能は必要ありませんし、画素数も2~300万画素もあれば十分です。ということは10年以上前の入門機でも十分なわけです。なにも高級で重いカメラは必要ありません。カメラやレンズの発色がどうのこうのとか絵作りがどうのこうのというのは、はっきり言って気にしすぎです。自分が好きなメーカーを選ぶべきです。たしかにメーカーで絵作りは若干異なりますが、同条件で見比べて初めて気づく程度。そんなに絵作りが違ったら困りますし、デジタルの時代ですからどうにでも出来ます。ただ、35mm換算で100mm程度のマクロレンズが必要になりますし、その選択肢が多いに越したことはありません。なので、ニコン(Fマウント)、キャノン(EFマウント)あたりにしておいたほうが無難かと思います。どうしてもという場合はパナソニックやオリンパスなどのマイクロフォーサーズ、ソニーのA、Eマウントでも撮影可能です.本ページではニコンFマウントをベースにお話しを進めていきますが,Zマウント機についてはこちらの記事でご紹介していますので,ご覧いただけると嬉しいです.また,キャノンで撮影システムをという場合にはこちらの記事をご覧いただけると嬉しいです.

 なお,2021年5月、ニコンが日本でのカメラ生産を終了し、タイに完全移行する事が報道されました。主に高級機を中心に仙台ニコンで生産されていましたが、コスト削減ということなんでしょうけれど、生産は全てタイへ移行するというものです。現状で8割以上の製品をタイで生産し、中級機であるD500ですらタイ生産でしたから、技術的には何ら問題がないという判断なのでしょう(「無くなる」などと騒いで自分の選んだ口腔内撮影セットを販売している人がいるので、注意が必要です)。山形の長井も福島の只見も閉鎖になりました.時代の流れだと思いますので,しかたありません。

ニコンD7500 
 以前はこの機種よりも廉価な入門機がいっぱいラインナップされていたのですが、そういった入門機はZマウントにとすみ分けをしているようです。現在,新品で購入する場合Fマウントではこの機種が一番入門機ということになります。使おうと思えば運動会とか普段使いにも十分使えるよい機種だと考えています。

 

2.レンズを選ぶ

 ニコンのD7500のようなAPS-Cサイズの一眼レフ(DX)を使うのであれば60mm~100mm(35mm換算で90~120mm)くらいのマクロレンズを購入すればよいです。マイクロフォーサーズのカメラを使いたいよという場合は40~60mmあたりのレンズを選んであげれば大丈夫(ただ数が少ない…)。ニコンFマウントやキャノンEFマウントの場合、マクロ(マイクロ)レンズであっても純正はもちろん、タムロン、シグマ、トキナーなどのサードパーティーレンズメーカー製がそろっています。純正にこだわらなければ結構な数が該当します。個人的に、実用にするのであればコスパのよいレンズメーカー製をお勧めしています。ニコンのレンズ(廉価なニッコール)をシグマがOEMで作っていたりしますし、大井製作所で作られている製品なんかもうほぼないですからね。昔からサードパーティーで何が悪い。と思っています。

 サードパーティー製といえば20数年前、トキナーAT-X80-200f2.8をニコンFE+MD12につけてよく撮影していました。このAT-X828私が働いていたカメラ量販店で下取りされたもので、そのまま私が譲り受けたものです。最近になって手放したんですけれど、すごく重くてでもコンパクトでかっこよくてヘリコイドの感触が玄人志向でオールドニッコールを彷彿とさせる感じで気に入っていました。と、いうことでサードパーティー製のレンズもぜひ選択肢に入れてあげてください。

 

ニコンAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
35mm換算60mmの接写用レンズ(Fマウントの接写用レンズの現行はこれだけに…)口腔内撮影用には焦点距離がちょっと足りないんですが・・・.

 

タムロンSP AF90mm F2.8マクロ272ENII 
昔からネイチャー系に評判のレンズです。ボケ味が綺麗だというわけですが、口腔内撮影の場合絞って撮影するからあまり関係ないですね。また、35mm換算で135mmになりますから、このあたりの焦点距離はいいと思います。あとマウントによって安く販売されていたりします。

 

シグマ MACRO105mm F2.8 EX DG OS HSM 258559 (Amazon価格63,373円5/6現在)
性能がよいのですが、このレンズのポテンシャルを最大限生かせるかどうかは・・・

 

もし、もう少し安いレンズをということであれば

というような焦点距離を短いものを選択すれば安くなります。ただ、シグマの廉価なレンズには倍率表示がありませんので、規格写真には向いていません。撮影倍率を固定しない審美修復目的での使用であれば支障ありません。

 実際に勤務先の衛生士さんは60mm(35mm換算で90mm)のマイクロニッコールを装着しています。

 そもそもなぜ口腔内撮影に(35mm換算で)100mm以上の焦点距離が推奨されるのかですけれども・・・1962年、ニコンは医療現場からのオファーを受け、病院内の手術現場で使用されることを目的として「Medical-Nikkor 120mm f4」を発売します。その当時の病院・診療所には大体1台はあったベストセラーの銘機です。もちろんその後色んなメーカーが医療・学術用途にレンズを出します。昭和の時代、ヤシカはオーラルアイ、京セラはデンタルアイという歯科専用カメラを販売していました(この辺は全く知らなくてよい情報です)。

 Medical-Nikkorを以前試写したことがあるのですが、120mmですからワーキングディスタンス(被写体とレンズ部の距離)がかなり取られているんです。でもこれは被写体である手術中の患者さんの体(清潔域)と撮影者が触れないようにという配慮だったようなのです。歯科治療では開腹手術と違ってこういう部分が必要ありませんから60mm(35mm換算90mm)でも使用に問題はないということになりますね。昔のレンズはほぼ金属でしたから中望遠にリングフラッシュが組み込まれているこのMedical-Nikkorはすごく重かったのを覚えています。そして中古で出回っているものの多くは専用のケースで保管されているからか,レンズにカビが生えていることが多いです.

 

3.フラッシュ(ストロボ)を選ぶ

 以前はシグマのリングストロボ(EM140)が純正よりも安くてお勧めしていたのですが、モデルチェンジなのか製造中止なのか手に入りづらい状況に。昔、愛用していたストロボ専業メーカーのサンパックはもうアフターメンテナンスしかやっていないし、メッツも製造中止に…。ちなみに、Amazonで販売されているようなLEDリングライト(ずっと光ってるやつ)は光量が少ないので口腔内の奥まで光が届きません(目にキャッチライトを入れるくらいにしか使えません)。どんなに感度を上げても…というレベルです。「リングフラッシュ」「リングストロボ」「スピードライト」など言い方が混ざりますが、メーカーの呼び方の問題ですので、この辺はお気になさらず。ちなみに感度をあげすぎると周囲の光を取り込むことになってしまうので,色の再現性が悪くなってしまいます.できるだけ感度は下げてストロボの力(光量)で撮影することが必要です.

ニコンクローズアップスピードライトコマンダーキット R1C1(Amazon価格85,655円5/6現在)
リングフラッシュではないけれどニコンの純正コマンダーです。前歯とかを撮影する場合エナメル質が反射してしまうのですが、リングフラッシュの反射よりもコマンダーで撮影した反射の出方のほうが角度によって少ないので審美治療にこだわりを持つ先生はこちらがお勧めです。

 

ニッシン MF18 ニコン用(Amazon価格40,520円5/6現在)
昔からある日本のストロボ専業メーカー「ニッシン」のリングフラッシュ。
歯科を意識してくれているみたいでホームページ上に撮影方法の動画を出してくれています。ただ…次にご紹介する中国メーカーのリングフラッシュに比べて性能にあまり差がないのに3倍の値段します。

 

K&F Concept マクロリングライト KF-150(Amazon価格12,699円5/6現在)
中国のK&Fコンセプト社が作るリングストロボです。
最初は安すぎるし、怪しいなぁと思っていたのですが、まぁまぁよい製品でした。
地味に嬉しいのはホットシュー(カメラに接続する部分)が金属ということ。
ここがプラスティックだとよく折れてしまい、修理になってしまうことが多いのです。
あと、このリングライトをレンズに装着するとロゴがさかさまになってしまいます。
・・・でも修理がなぁ…とか壊れたらなぁ…とお考えの方は純正とかニッシンの製品を選んだ方がよいと思います。

※壊れました。今はお勧めしてません。

今,お薦めしているものはこちらの記事でご紹介しています.

 

 

4.システム例

(1)新品でそろえる場合
上でご紹介した組み合わせを選んでもらえればよいと思います。
ニコンの場合、ニコンD7500+タムロンSP AF90mm F2.8マクロ272ENII+Godox MF12 +X Pro
キャノンの場合、キャノンEOS Kiss X10+タムロンSP AF90mm F2.8マクロ272EE+Godox MF12 +X Pro
というところでしょうか。このほかにも色んな組み合わせがありますから自由に選んでもらえればよいと思います。

(2)中古でそろえる場合

 実は、勤務先の口腔内カメラは2台を中古で揃えています。理由は口腔内撮影用カメラは新品、最新である必要がないからです。ボディ(NikonD3000)は6,000円くらいで買いましたし、レンズ(Ai-AF Micro-Nikkor 60mmf2.8D)も中古で15,000円くらい(両方2018年頃に購入)。リングストロボは中古の出物が少ない(ないわけではないけれど…)ので新品で購入しています。このように中古であれば4,5万円出せば十分買えてしまいます。ただ、中古はちょっと抵抗がある人もいますし、状態の見極めも大切になってきます。中古でお探しの方は中古も品数が多いカメラのキタムラネットショップ、フジヤカメラ、マップカメラあたりで検索してみるとよいと思います。Amazonでも中古の出品があります。ヤフオク!でも出品があります。

 ニコンの場合、ニコンD3000、D5000 あたりを(D60まで古くなると液晶モニターが2.5型ですから、今見ると「ちっちゃ」と感じるかも)。 + レンズは純正でもタムロンでもシグマでも。 + リングストロボも中古で探せば出てきます。
キャノンの場合は古い(けど古過ぎない)Kissを探せばよいと思います。 + レンズは純正でもタムロンでもシグマでも。 + リングストロボも中古で探せば出てきます。

 

5.口腔内規格写真の設定と撮影方法

口腔内規格写真撮影の基本である5枚法の撮影方法について設定を中心に解説していきます(12枚法・13枚法・16枚法については成書をご参照ください)。口の中の撮影方法に厳密な決まり、ルールなんてありませんので、カメラ屋ならではのヒントや工夫を書いていこうと思います。

(1)カメラとレンズの設定方法

 実際に撮影しながら設定を決めていきます。あくまで参考に・・・
 露出モード M(マニュアル)
 絞り F22とか32とか(F値が小さい(開放)だとピンとがあう範囲(被写界深度)が狭くなってしまいます/絞りすぎても…の話はとりあえず気にしなくてよいです)
 シャッタースピード 1/125s〜1/200s(同調速度はカメラの説明書を見てみましょう)
 ISO感度 ISO100〜400程度(できるだけ低感度のほうがよい)
 画質設定 JPEG(Normalで構わない)
 画像サイズ SかM
 規格写真は原則としてすべての患者さんの口腔内写真を撮影することになりますので、保存容量を考慮して画質を抑えサイズを小さくしてあげるのが大切です。
 大きく印刷する予定があるよ、印刷媒体に掲載する可能性があるよという場合はMとかLとかに設定してみてください。
 5枚法の場合、レンズはMF(マニュアルフォーカス)にします(ロックしておく)。AF(オートフォーカス)にすると撮影倍率がグルグルと動いて(変化)しまうからです。
 5枚法の口腔内規格写真は1/3倍(本によっては1/2倍と書いてある本も)で撮影するらしいので1:3x(1:2x)とか、1:3(1:2)とかメーカーによって表示方法が異なりますが、合わせておきます。
 大切なのは以前の写真と比較することなので1/3なのか1/2なのかは事前に決めておくことが必要です。
 ただ、デジタルの場合、APS-Cサイズの場合は1.5倍、マイクロフォーサーズの場合は2倍になってしまうので厳密にというのは難しいと思います。
 大抵レンズにはLIMITロックが付いていますので、(側方面観を直接法で撮影するのであれば)LIMIT(フォーカスリミットスイッチ)をかけておくとフォーカスの範囲を狭めてくれてピント合わせの手間と時間短縮になります。

(2)撮影手順とヒント
 正面観→下顎咬合面→側方面観→上顎咬合面観の順に撮影すると移動が少なくタイムロスが少ないです。

 正面観
  ①7時の位置に立ち、ユニットを140度程度寝かした状態でポジションを決めます。
  ②咬合平面を水平かつ1|1を中心に構図を決めます(7-7が入っていない場合は撮影倍率を下げます)
  ③歯面をエアーで乾燥させ上下歯肉の幅が同じように撮影角度を確認し、口角鈎を引きます。
  ④角度を調整したい場合は自分が動くのではなく、患者さんに撮影者側を向いてもらいます。
  ⑤口角鉤は頬を前方に引っ張るように浮かせて(口腔内の容積が拡がるように粘膜を膨らませるイメージ)撮影します。

 下顎咬合面
  ①7時の位置に立ち、ユニットを140度程度寝かした状態でポジションを決めます。
  ②ピントは5・6に合うようにしておきます(6の咬合面の裂溝でピントを合わせるとよいかも)。
  ③舌は力を抜いてリラックスしてもらうように声を掛けます。
  ④舌尖を写真の真ん中に合うように構図を決め、1~7遠心部まで入っていることを確認します。
  ⑤角度を調整したい場合は自分が動くのではなく、患者さんに撮影者側を向いてもらいます。
  ⑥リップリトラクター(キクタニの口角器ミニがおすすめ)を患者に持たせ、咬合面用ミラーを挿入し撮影します。

 側方面観(直接撮影の場合)
  ①7時の位置に立ち、ユニットを140度程度寝かした状態でポジションを決めます。
  ②中心咬合位で咬合させます。
  ③口角鉤をゆるめに口腔内に設置(入れておくだけ)し、撮影側をチークリトラクター(FEEDのものがおすすめ)で強くひきます。
  ④上下の歯肉の幅が均等になるようにチークリトラクターを調整します。
  ⑤咬合平面を意識し、5・6番あたりにピントを置き撮影します。

 側方面観(間接撮影の場合)
  ①細いミラーをクローズアップして撮影することになるので、レンズは1.2倍にしておきます。
  ②7時の位置に立ち、ユニットを140度程度寝かした状態でポジションを決めます。
  ③中心咬合位で咬合させます。
  ④口角鉤をゆるめに口腔内に設置(入れておくだけ)し、撮影側に側方面観撮影用のミラー(細いミラー)を挿入します。
  ⑤上下の歯肉の幅が均等になるようにミラーを調整します。
  ⑥咬合平面を意識し、5・6番あたりにピントを置き撮影します。

 上顎咬合面
  ①12時の位置に立ち、180度寝かせた状態でポジションを決めます。
  ②咬合面をエアーで乾燥させ口角鉤とリップリトラクターを引きます。
  ③正中・口蓋部を写真の真ん中に合うように構図を決め、1~7遠心部まで入っていることを確認します。
  ④ピントは5・6に合うようにしておきます(6の咬合面の裂溝でピントを合わせるとよいかも)。
  ⑤ミラーが曇ってしまう場合は①ミラー自体を温めておく、②ミラーにエアーをかける、③曇り止めを塗る。で対応します。素早く撮影できるくらい慣れれば②で十分撮影できます。

 

6.口腔内撮影のお勧めグッズ

 ハクバのグリップストラップです。口腔内撮影時にカメラを顔に落とさない+長いストラップを顔にたらさないように有効です。これ実は昔からあるんですけれど、あまり知られてないです。手首に巻き付けて固定するリスト・ストラップっていうのもありますが、さっと撮ってさっと片づけるにはグリップ・ストラップでよいと思います。

もし、グリップストラップを使用しないのであれば、
こういう感じでストラップを親指と人差し指で挟んでぐるぐるっと回転させそれごとカメラのグリップ部を掴むとよいです。
 これは報道カメラマンがよくやる固定方法ですね。ちなみに写真のカメラ(個人所有)はD500にトキナーの100mmf2.8をつけています。

 

wifi搭載のSDカードです。これを差し込んでおけば抜き差ししなくてもPCからアクセスできて管理がラクになります。
容量が多めのものを選んでおけば、多少まとめて管理するみたいなやり方もできるようになります。
最近のデジカメはそもそもwifi搭載のカメラ(ニコンだとSnapBridge)が多いです。
SNSに一眼レフで撮影した写真を投稿する人はこのwifi連携機能を使ってスマホに飛ばしてSNSに投稿しているんでしょうか。

 

 

 

7.まとめと独り言

 マウントアダプターを噛ませればキャノンボディにニコンのFマウントレンズだって装着することが出来ます(その逆は無理)。でも趣味ではなくて仕事で使うのであれば、安いデジタル一眼レフを購入してマウント通りのレンズを購入したほうがよいです。

 ぼくがカメラの量販店で働いていた頃、アナログ(フィルム)カメラからデジタルカメラへ大転換期を迎えました。ライカM6TTLやCONTAXG1・G2、NikonF5、F100、キャノンEOS1N、ミノルタα9・α7そういう時代です。今ではカメラ部門をリコーに譲ったペンタックスやソニーに譲ったミノルタが新製品を出していました。フィルムメーカーだってフジの他にコダック、コニカ、アグファなんかがありました(学生時代,T-MAXシリーズは現像液まで純正で揃えて買っていました)。デジタルカメラが普通になって、とんでもない膨大な数の写真関連企業が淘汰され、なくなりました。カメラ屋さんではなくインターネットや家電量販店でカメラを買う時代なんです。今もスマホに搭載されているカメラがデジタル一眼に匹敵するような画質を誇ったりしています。こんなパラダイムシフトは驚異的なことだと思います。

 数年前、個人的なコレクション20台ほどのフィルムカメラ・レンズを一気に処分しました。それでも処分できない思い出やいただいたフィルムカメラ・レンズ(Xenar付きのRollei cord IIIやZorki、膨大なLマウントレンズ)があります。正直、もうフィルムで撮影することなんてないんでしょうけれど、このレンズ遺産を活用すべきマイクロフォーサーズ機にマウントアダプターを咬ませて試写したりしています。今回は懐古主義的なクラッシックカメラ愛好家であるぼくが口腔内写真撮影についてご説明してみました。

ご意見はcontactからお寄せいただけますと嬉しいです.

 

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